らくがきとかのせられたらいいなぁ
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ちまちま進めていた九怨が終わりました!
もう、浮月かわいすぎ、咲耶男前すぎ!!
あまり周りで評判を聞いた事がなかったので気にはなるけど謎だったのですが、フロムソフトウェアと言えば天誅(昔はソニーミュージックエンターテイメント)やアーマードコアなど結構硬派なゲームを作っている印象があります。
この九怨も零ほど、派手ではありませんが、平安時代の怨霊絵巻といったようなおどろおどろしさが出ています。
餓鬼を斬るときの血飛沫もブシュブシュと出ます。ただ浮月も咲耶もリーチが短すぎて通常攻撃はSIREN並みのハードさを感じました^^綺麗な寝殿造のお屋敷もいたるところ血塗れ。血だまりの上を歩いた後の足跡もちゃんと血がついてます。すごい。
物語は神社の娘である可憐な美少女浮月(うつき)目線の「陰の章」、
陰陽師である浮月の父蘆屋道満の弟子、凛とした優しい少女、咲耶目線の「陽の章」の2つから選べます。
「陰の章」では病弱な浮月の姉、暮葉と共に消息を絶った父を捜しに神社の裏手にある藤原頼近の屋敷の散策から始まります。開始早々お姉ちゃん行方不明になっちゃうんですけどね(笑)
「陽の章」は師、蘆屋道満に呼び出された兄弟子たちと共に屋敷の調査をするところから始まります。
この2つのシナリオをクリアすることによって、各々の章でわからなかった部分がつながったりします。
話が進むにつれて、日記の頁を読み進めるにつれて背筋がゾワゾワとしました。
ホラーゲーム慣れてるから怖くないとか思ってたら視覚的恐怖よりも精神的恐怖の方がじわじわと。
恐怖面ではいい具合の怖さだと私は思いました。
ただ、2つの章で同じ所で同じドッキリは頂けない・・・2回目は怖くないです。
あと謎の双子の子どもです。こいつらの唄う歌が頭から離れません。はしぞろえ~はしぞろえ~♪
いい感じに不気味です。
戦闘は浮月は短刀・咲耶が扇・そして御札で式神を呼び出したり火の玉を出したりします。
あと止めを刺す時は浮月は刀をザクっと振り下ろすのですが咲耶様はバイオばりに踏み潰します、素足でwww
前述したように通常攻撃の間合いが短く、咲耶は特に攻撃の合間に反撃されたり。この辺はSIREN。
御札もなんだかもったいない感じがしてボス戦でしかほとんど使いませんでした。
HPが精神集中コマンドで回復できるのは良いですね。
操作も割とスムーズに動かせますし、とろいなぁとまで思わないスピードで動いてくれます。
ただし、走り過ぎると怨霊などが寄ってきたり面倒なことになるので、ほとんど歩いてました。
映像も、私自身新作ゲームを最近していないので今の映像レベルがどのようなものかわからないんですが、紅い蝶くらいでしょうか。結構綺麗です。ただしムービーシーンで口が動かないので少々違和感を感じてしまうかもしれません。声優さんの演技力が補ってくださってるのでその点はあまり気になりませんでした。
零シリーズやSIRENシリーズなど、割と超ド級ダークネス展開に慣れてしまっていた身としては新鮮な作品でした。
少々物足りないかなーっとクリアした瞬間は思いましたが、あれもありだなと思います。
平安時代の雰囲気はしっかりと滲み出ているので陰陽師などが好きならばやってみてはいかがでしょうか。
↓以下ネタばれ含む感想
私は陰の章から始めたのですが、浮月ちゃんかわゆいなぁとか思いながら最初はプレイしてました。
ですが途中、「これ誰を操作してるの?浮月?暮葉?どっち( ゚д゚ )???」といった混乱状態に陥りました。
この意識不安定な感じが怖かったです。死体みて食欲そそるとか・・・当分お肉食べたくないなと思いましたw
まず、「怪しい双子・姉を捜す」という時点で嫌な匂いプンプンですよね。
案の定お姉ちゃんは浮幽霊の如く屋敷をうろうろと彷徨います。
双子は桑の木の神様。こいつらがすべての元凶なわけです。
そして浮月の父、道満。まさかこいつがラスボスだとか思いもよらなかったです。
普通に桑の木か、暮葉か、浮月だと思ってました^^
浮月はお姉ちゃん大好きだったんだなというのが日記やらで伝わりました。
暮葉も妹を大切にしてたんだなと。今まで神社の外に出た事がないですから、お互いしかいませんから。
だから暮葉が、「浮月に突き落とされて殺された」と思い込んだ時の憎悪は計りしれません。
かわいさ余って憎さ百倍ですね。
浮月も相当苦しんだと思います。双子に驚いて暮葉を崖から落としてしまった。
恐らく必死の思いで双子の言うとおりに葛篭を用意したんだと思います。
生き返った時はほっとしたでしょう。
ただし思い違いをした姉に今度は自分が殺されて、九怨の術に縋らねばならなくなってしまうのですが。
それでも最終章で夢幻の間で出会う浮月の人間らしくいようとする姿に私は思わず胸が熱くなりました。
しばらく焼き肉は食べたくないなと思いましたけどw
陽の章は謎解きもアイテムの場所も陰の章とほとんど同じだったのでサクサク進みました。
恐怖面は最初の方は道珍が心の癒しキャラだったので全く怖くありませんでした。
兄弟子たち3人がどこかにいると思うとなんだか安心できますよね。
・・・・とか思ってたら道珍奥方様にやられちゃうし、イケメン道涼はいろんな意味でやられてるし、年配道戒にはやられそうだし兄弟子たち役だってねぇ・・・!!!
咲耶が一番男前じゃないですか、身を呈して少女を守って・・・。道珍は子どもだから置いといて、道涼は暮葉といちゃいちゃしだすし偉そうだし。女に弱すぎww道戒はなんか変な実験ばかりしおって。しかも研究マニアからの変態陰陽師という昇格するし。全く使えねぇ。
章の終盤にいいシーンが詰まってますね。
咲耶が道満の陰謀を知ってしまったシーン、師に対して怒りをむき出しにするところ。
道満は弟子たちだけではなく、自分の娘さえも九怨の術を成功させる生贄としか見ていないのですから。
そこまでしたのにあっけなく清明に軽くあしらわれるんですけどねw
あと陰の章のラストと重なる部分、姉と同じ化け物になってしまい、助けを求める浮月に「そなたを救う術、必ず!!」の台詞。かっこよすぎてぶわってなった。よし、このままラスボスだろう桑の木の双子残り1人倒そうよ!
と気持ちが高ぶった瞬間に章が終わりました。えぇぇぇ・・(;´Д`)???
最終章「九怨の章」です。
選択画面で「だれこいつwww」と思ったのは私だけではないはず。
今まで蘆屋道満がライバル視してきた安倍清明さんでした。しかも女性。
ラスボスは咲耶で決着付けたかった!とは思いましたが、今までの苦労はなんだったのだというほどに強い!
あの憎たらしい桑の木の子どもでさえも方手一つでねじ伏せちゃう。流石。
しかもラスボスまで一直線www1時間で終わりますww
最初からやる気満々な清明様ww
でも道満に2回も負けました。こいつがラスボスだと思っていなかったので御札温存してしまった。もっと使えば良かった><
己の娘さえも生贄にささげて自分を越えようとした男を一蹴するクールビューティーな清明様。
結構薄情なのかなと思いきや浮月に声かけたり最後、咲耶に杭を託したり、情け容赦ないとまではいかないようですね。
浮月と咲耶の出会いはボーイミーツガールな感じがしていいですよね。
出会って間もない少女をあそこまで庇えるなんて。しかも初めて会ったときとは違う化け物になっているわけですよ。
それを最後に「救う術を探す」約束までして、自分自身ももう裏切られたり仲間殺されたりしてボロボロなのにそれでも父に裏切られて、外の世界を知らないまま姉に殺された浮月がかわいそうで、浮月が道満の亡骸で九怨の術を遂げようとするのを必死で止めようとして、あの安倍清明から浮月が入ってしまった葛篭を庇う。
咲耶がいい子すぎて、もう、泣きそうでしたよ!
本当にホラーゲームでハッピーエンドなんてほとんど見かけないので最初は動揺したんですけど素直に良かったと思えます。
あの後、九怨の術で生まれ変わった小さな浮月が、このまま咲耶と幸せに暮らせるといいな。
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